メッセージ
Mizota-Design ~春~(3月)
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        ~庭屋の一言~(庭屋からのメッセージ:3月)

 どんどん過ぎる月日の早さに焦りをかんじるような、だからこそ一日一日を大事に過ごしたいという想いが芽生えるそんな日々を過ごしています。年明けから特に2月までが不覚にも体調が思わしくなく、方々に迷惑をかけながらの早春のスタートとなり取り戻す時間と新たに向かう心境が混ざり合うような少し煩雑な気持ちです。おかげさまですこしづつ通常モードにはなってきましたのでそれでも無理なく、季節にも助けられながらで進んでいければと思います。外の景色もゆっくり眺めればちらほらと草木の芽吹き。季節の流れる様も、今年は三寒四温のメリハリは大きいものの、順調に春に移ろっている感じがします。昨年のように春の緑の芽立ちの遅れから始まり、秋が感じられないような残暑だったというのを考えれば、普通の四季がどれだけ穏やかでありがたい気持ちにさせてくれるかがよく分かります。新しい自然の躍動が始まるこの時期に、しっかりと心身を整えて作邸に励みたいものです。

 溝田 仁 造園設計事務所   代表(デザイナー)  粋 より






Mizota-Design ~新春~(4月)
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              ~庭屋の一言~(庭屋からのメッセージ:4月)

 新年度が始まりました。あっという間に過ぎゆく桜の季節。つかの間の夢景色も終わり気がつけば新緑が景色を明るく彩りはじめて、初夏の陽気の日も出てきました。いつもよりも儚い景色を振り返るのは時間に追われて、もう少しゆっくりとこの季節を楽しみたいと思う気持ちが強いからかもしれません。区切りの良い春らしく、何か新しいデザインやアイデアに取り組みたいと思いながらも、まずは一つずつしっかりと作邸を終えていかねばならないなと、そんな気持ちです。そんな感じでなかなか落ち着きませんが、命の芽吹くこの季節にもパワーをもらいながらキッチリと作邸を進めて行きたいと思う春の日々です。                          溝田 仁 造園設計事務所  代表/デザイナー  粋 より 

 


     

 




Mizota-Design 新企画 「デザイナーズ ・エクステリア フォト」
リストの画像~新企画~ このコーナーでは、私達「溝田 仁 造園設計事務所」が造り上げる、時代をリードする「デザイナーズ・エクステリア」をご紹介。

               施工例: 長崎県 佐世保市 H邸 エクステリア(ポーチ前アプローチデザイン)

 どこにも無いようなアプローチデザインをとのコンセプトで、様々な素材を玄関前のワンスペースに表現してみたデザイン例です。北側の空間でしたので採光が取り込みにくかったですが、都会的な雰囲気を醸し出すステンレス素材のモザイクタイルの光沢と、それに反するマットな黒い塗り壁を門柱に同時に取り入れて、素材感を引き立てるよう配しました。隣に配したステンカラーのアルミ角柱は全体の空間が窮屈にならないように適度な間隔を開けながら、クールな表札と静かな木調のポストをプラス。この門柱周りだけでもちょっと目を引くポイントになりましたが、足元にもメタル調の大盤タイルと、暗くなりがちな北側を広く演出する為に白い樹脂舗装(もちろんノンスリップ)、それらを引き締めるために有田焼のコバルトブルーの焼きタイルを取り入れて、目立ちはしないけれどもふとした足元の素材も楽しめるようにとの想いも取り入れ、アプローチとしてのちょっとした空間ですが、個性の強い素材を単体で目立たせ過ぎず、クールにまとめることができました。普段見かけたり手にすることのない素材を使用するのは勇気がいるものですが、同時にワクワクする要素も多くてデザインの奥深さを考える良い時間にもなります。これからも「デザインの学び」をしっかり続けていこうと思った次第です。(今後もこちらのコーナーでは、今私達がテーマとしている「時代をリードするデザイン」を表現した作品例をアップしていきます) 

   溝田 仁 造園設計事務所  代表(デザイナー) 粋より 





Mizota-Design 新企画 「デザイナーズ ・エクステリア フォト」
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 ~新企画~ このコーナーでは、私達「溝田 仁 造園設計事務所」が造り上げる、時代をリードする「デザイナーズ・エクステリア」をご紹介。

                        施工例: 佐賀県 佐賀市 (A邸)エクステリア(ファサード=建物を印象づけるポイント)

  最近、どこかで見かけるような石積みのような壁。これが一般的にいう「ガビオン」というモノ。建物とのマッチングを考える中で、お施主様のご希望を形にすべく今回は玄関前の門柱に採用しました。メッキ処理のメッシュフレーム(蛇篭とも言う)に割れ石を入れるでは無く「組む」技術で、簡単かつ単純にも見えますが、実際に見栄えを考慮する場合は石積みにはかなりのワザとセンスが必要です。石単体の表情を考えるのは大前提で、そこに微妙に異なる色味をうまく配していかねばなりませんし、何よりも割れ石一つ一つが重たい(指先が荒れる=泣)。かなり力が入ります。これがうまく表現出来るのもスタッフの力と、庭園デザインの「石のあり方」を知っている私の利だったかなと思います。割れ石のチョイスも福岡、佐賀、佐世保の山を探してまわりこの時ばかりは「割れ石ハンター」になった感もあったりして、苦労も不思議と楽しかったです。こういった植物や石などの自然素材をメインに使うときは、施工した人のセンスが顕著に出てきます。私もこの手のジャンルになるといつも以上にワクワクしますし、それが気持ちが形に表れるんだと思います。全体のエクステリアの雰囲気はお施主様が良いイメージをお持ちでしたのでそれに寄り添うことができて良かったですし、どうしても既製品が多くなる世の中ですが、こういった自然素材を沿えた様なジャンルもすこしづづ広がりつつある中での、良い作庭になったなと思いました。 溝田 仁 造園設計事務所 代表 (デザイナー) 粋 / スタッフ一同より

                   

 

               

                  溝田 仁 造園設計事務所  代表(デザイナー)  粋より 

  

 

Mizota-Design 新企画 「デザイナーズ ・エクステリア フォト」
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~新企画~ このコーナーでは、私達「溝田 仁 造園設計事務所」が造り上げる、時代をリードする「デザイナーズ・エクステリア」をご紹介。

                        施工例: 福岡県 福岡市 早良区 (K邸)エクステリア(ファサード=建物を印象づけるポイント)

                 

 この度ご紹介するのはスマートに見えつつも、さりげない立体の造形に引き込まれるファサード空間を表現したお宅です。ホワイトウッディ調のタイル貼り門柱は「素材が目を引きすぎる」かもしれないと思いつつもキッチリ収める事が出来て、木目を大きく活かした門柱とそれらを、太めのアルミフレームアーチがしっかりと空間を縁取りつつ、アオダモの涼しげな立ち姿と背後の縦格子のスリットラインが、適度な空気感をうまく演出しています。右奥に見えるカーポートやお庭のスクリーンフェンスも、同じ意味合いを持たせているので、トータルでの広がりも自然な流れでつかんでいます。また左側に見える横ラインのフェンスはシンプルながらも存在感があり、私の最近のお気に入りとなっています。全体を見て、何かが抜けてもどれかが目立ち過ぎても調和が取れない。色合いにしても、それぞれの高さの出し方も、スリットの隙間の間隔にしても同じ事だと思います。こちらのお施主様も非常に良いセンスをお持ちでしたので、結果として上品かつ上質な仕上がりの「デザイナーズ・エクステリア」に仕上げる事ができました。(今後もこちらのコーナーでは、今私達がテーマとしている「時代をリードするデザイン」を表現した作品例をアップしていきます)

                            代表 (デザイナー) 粋/スタッフ一同より


 


Mizota-Design ~かぜの香り~
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                                 ~かぜの香り~

               (撮影場所:平戸市生月町 サンセットロード:道ばたの一枚) 

 春のお彼岸あたりになると、毎年みたい景色があります。平戸市の生月島にある海沿いの通称サンセットロード。大海原を望む断崖絶壁沿いのあちこちに可憐な花が皆で寄り添うように咲いています。名前は「ハナダイコン」野草だけに素朴な名前です。ある日、午前中だけ息抜きの休みをとり家族でドライブ。春爛漫のあたたかい日差しとはいえ、海からの風は止むことは無くたえず揺れ続けるその姿は、命を得た者のたくましく生きる姿を学ばせてもらっているようであり、やさしさを伝えてくれているようでもあり、この春の素敵な1ページとなりました。また、年に一度訪れたい景色。来年もこの花達に出会える日を楽しみにできたらと思います。 

                                           所長/デザイナー  粋 より